「連合思考のMisskeyサーバー」を運用する理由

この記事は Fediverse Advent Calendar 2023 12日目の記事です。
前日は Morikapu さんの「色々なサーバーを運営してみた」でした。

はじめに

皆さんこんにちは。ねこづきあゆむです。Misskeyサーバー「みすほわいと」の管理人をしています。

Fediverse歴はだいたい5年?6年ぐらいで、主に friends.nico に居着いていました。卒業後は、Mastodonのおひとり様サーバーを建ててはぶっ壊し、建ててはぶっ壊して遊んでいました。

今回は、そんな僕がMisskeyサーバーを建て、ユーザーを招き、「連合思考のMisskeyサーバー」として運用するようになった経緯について話そうと思います。

「連合思考のMisskeyサーバー」のここが良い

1. UIが好き

初っ端から個人的な感覚で申し訳ないんですが、MisskeyのUIが好きです。大好きです。細かく言うと、v12系以降のUIに惚れました。一目惚れです。
昔からMisskeyの存在は知っていましたが、そのときはあまり好みではなく...。久々に見たら大進化を遂げていて、驚いたのを覚えています。みすほわいと

2. "連合思考"ではあるが、サーバー内でコミュニティを作れる

見出しについて話す前に、そもそもなぜ「連合思考なのか」を話そうと思います。

先述したように、僕はfriends.nicoに居着いていましたが、卒業後おひとり様サーバーを建てては壊し...をしていました。
ただその裏で、次の移住先を探していたのも事実です。ただ、どこも既にLTL(ローカルタイムライン)による「コミュニティ」が出来上がってしまっており、なかなか馴染めず、インスタンスにアカウントを作っては、別のインスタンスに移動し...を繰り返していました。

そんなとき思ったのです。
「ないなら自分で作れば良いじゃない」
そんなわけで、サーバーを作りました。

脱線しましたが、上記理由で「LTL」そしてMisskey独自の「STL」を封鎖しました。この状態でMastodonでサーバーを建て、「コミュニティを作る」となるとなかなか難しいものがあると思います。

ですが、Misskeyには「チャンネル」というとても便利な機能があります。チャンネル内の投稿は連合されませんが、チャンネル内で会話をし、小さなコミュニティを作ることができる機能です。これで内輪ネタ言い放題ですね(?)

コミュニティが出来ているから入りづらいと思ったいたひとが、LTLがないことで入りやすく、かつ求めたときにコミュニティに参加できる、自分が思い描いていたサーバーの形になりました。

3. 個人的に運用がしやすい

これは運用上のお話です。いくつか上げてみると、
「開発者が日本人」「サポートや手順などが日本語」「フロントがVue製なので、いざとなったら僕も触れる」「DBがpostgresqlなので、いざとなったら僕も触れる」「知り合いにMisskey鯖缶がすでにいた」などが挙げれられます。

長期間運用かつユーザーがいる状態となると、それぞれ課題も出てくるので、できるだけ自分の技術スタック範囲内にあったほうが、緊急時にも対応がしやすいです。まぁそもそも長期間のサーバー運用自体が初めてだったんですが。

さいごに

かなり「一目惚れ」や「勢い」といった単語が合いそうな感じですが、意外とそれでなんとかなるものです。
いざ運用してみての感想は、同時公開の Misskey Advent Calendar 2023 12日目 の記事で話そうと思いますので、ぜひこちらも。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

明日は13日目、ひゅうが霄さんの記事です。お楽しみに!

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記事を書いた人ねこづきあゆむ
Webエンジニア。Misskeyサーバー「みすほわいと」の管理人。
このブログでは、適当に日々の思いつきを書き連ねています。